引き続き虫刺されについてのお話。
今回は虫除けスプレーについてです。
日本でも虫除けグッズは色んな種類がありますよね!
蚊取り線香、虫除けスプレー、虫除けリングなどなど・・・
まずは基本的な知識からおさらい。
①ハーブ系の虫除け(天然成分という言葉に騙されないで!)
ハッカ、ミント、レモンユーカリ、シトロネラなどのハーブ系虫除け。
これらは正直効果イマイチ。。。
まず、天然由来成分は濃度や効果のばらつきが大きい!(有効成分○%などという表記ではないはず)
そして、適応害虫を見てみるとユスリカ(血を吸わない蚊)のみであったり、蚊には効果ありませんと小さく書いてあるものも!
つまり刺されて問題になる虫には効かない。
虫除けリングや虫除けシールなどはこのパターンが多いのでオススメではありません。
②イカリジン (Icaridin、Saltidinなどと表記)
日本でもイカリジンよく聞きますよね!
これは比較的安全に使えます。小さい子供もOK 顔にもOK
蚊、ブヨ、アブ、マダニなどが適応
普段使いにはこれがベストかも。
日本ではイカリジン濃度15%が最大ですが、他国では20%以上が基本。研究データは高濃度のものが多いので、蚊が媒介する病気の予防としては20%以上が推奨。
③ディート(Deet)
ディートという成分は古くから使われていた成分ですが、危険?発がん性?などという噂も・・・
高濃度の薬剤を大量に皮膚につけることで皮膚炎を起こすという研究あり。
(この研究の妥当性は現在では疑問視されている)
この研究をもとに日本では年齢に基づき使用回数の制限を設けたそう。
・日本基準では生後6ヶ月から使用可能。6ヶ月から2歳未満は1日1回。2歳から12歳は1日1〜3回。30%濃度のものは12歳以上から。
・英国基準では生後2ヶ月から使用可能。濃度は20~50%。妊婦さんも使用可能。
・米国基準では生後2ヶ月から使用可能。30%以下の濃度を推奨
発がん性はなし。
プラスチックや人工繊維を劣化させることがあるため服に付いてしまうと服が痛むことも。
(イカリジンは衣服を痛めることはない)
顔には推奨されない。
そして、肝心の適応害虫は、イカリジンの適応害虫に加えてノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ、ツツガムシにも効果あり!
山間部に行く時やマラリア・デング熱などの流行地域に行く時はディートがおすすめ!
では実際にLIFE Pharmacy(オンライン)に売ってある虫除けグッズを見てみたいと思います。
↑Saltidin20%=イカリジン20%。これは良さそう。
↑これは上記と同じブランドのブレスレット。成分表示一切なしだが、全ての危険な昆虫に効くらしい 笑
LIFE Pharmacy(オンライン)では成分記載がなかったり、濃度不明のものも多かったのでAster(オンライン)も見てみました。
↑こちらはDeet濃度95%。めちゃくちゃ強そう。肌に直接ではなく衣服に使うとのこと。
↑これはDeet濃度30%なので良さそう。
次はamzon.ae
↑これはイカリジン20%
薬局のオンラインストアにはあまり種類がなかったのでAmazonの方が色々ありそうでした。
ディート製品を買う場合は日本から買ってくるのもありだと思います。イカリジンタイプは濃度が低いため(日本では最大15%までしか販売できない)海外で購入した方が効果は確実かも。
日本で買えるディート含有の商品
・スキンベープミスト プレミアム(DEET30%)
しっかり予防してDubai life楽しみましょう♪