こんにちは。ドバイ在住日本人医師のHarukaです。
アフリカ旅行の準備編ということで黄熱病ワクチンをドバイで打った時のことを記録に残しておこうと思います。
旅行や出張でアフリカに行く際に必要になるのが「黄熱病ワクチン接種証明書(イエローカード)」。
黄熱病(Yellow Fever)とは
黄熱は、黄熱ウイルスによる感染症で蚊(主にネッタイシマカ)によって感染します。感染症法の4類感染症に分類されています。
ワクチン接種による予防が最も重要です。黄熱ワクチンは世界的に副作用の少ない安全性の高いワクチンとして知られています。黄熱の予防接種証明書(イエローカード)を携帯していないと入国できない国(アフリカ、南米)や、複数の国を渡航する場合に予防接種証明書の提示を求められる国があります。
ワクチン接種は1回のみで、効果は生涯有効とされています。
義務付けられている国は?
黄熱病ワクチンの接種が必須となっている国はこちらから最新情報を確認してください。
参考までに2025年9月の情報
Africa/CDC
South America/CDC
米国CDCの情報によると生後9ヶ月以上から推奨(国によっては生後6ヶ月以上を義務としている国も)されています。
目的地だけでなく経由地も要確認!
目的地がイエローカード不要国だとしても、飛行機で経由する国が黄熱病流行国だった場合はワクチン接種がないと入国できないこともあります!!
例)よく日本初のアフリカサファリツアーなどでエチオピア航空利用のものを見かけますが、エチオピアを経由することで黄熱病ワクチンが必須となってきます。
ドバイで黄熱病ワクチンが受けられる場所
ドバイでは限られた場所でしか黄熱病のワクチンを扱っていません。(日本の場合もトラベルクリニックなどに問い合わせを)
具体的には
・政府系病院Dubai Health Center
・Prime hospital
・American hospitalなど
各病院に問い合わせて値段を調べてみました。
政府系病院は1人296AED
Prime hospitalは750AED
American hospitalは1118AED!
ということで我が家は政府系病院に行くことに。
予約方法
②電話大丈夫な方は記載の電話番号へTEL
電話苦手な方→HPの右下に出ているチャットを開く
「Yellow Fever」のワクチンを打ちたいと伝える。
③政府系病院を受診したことが無い方はMRN番号(カルテ番号のようなもの)を作らなければなりません。
名前、エミレーツID番号、性別、国籍、生年月日を伝えMRN番号を作ってもらいます。
④その後、希望日時・都合の良いエリアを伝えると「〇〇エリアの病院で何時からはどう?」のような返信が来るので日時を相談します。
政府系なので金曜日午後と土曜日がお休み!
受診当日
①入ってすぐの受付マシーンで番号札をもらう。(私の時はセキュリティの人にワクチンと伝えると操作してくれました)
この番号札何度も使うので大事です!
②キャッシャーで番号札、エミレーツIDを提出、サインをして診察代を支払う。
③待合室で待っていると看護師さんに呼ばれる
④血圧や体重測定、アレルギーなどの簡単な問診
⑤診察室へ。ドクターから改めて問診。ワクチンの種類や渡航先の国などを聞かれました。
⑥再びキャッシャーへ。今度はワクチン代金を払う。
⑦Treatment roomへ行き(この時は呼ばれないので勝手に入る)、看護師さんにワクチン接種してもらう。
自分が希望しているワクチンで間違いないか必ず確認!
間違われることもあるある。
⑧イエローカードを受け取り、キャッシャーへ。
スタンプを押してもらって終了。
4人分で所要時間は1時間程度でした。
実は我が家はドバイからカタール経由でタンザニアに入国したので黄熱病ワクチンは必須ではなかったものの・・・
医師として学生時代に習った”あの黄熱病ワクチン”を接種してみたかった&イエローカード欲しかったのです・・・笑
そしてワクチン生涯有効ということで、今後アフリカ旅行も増えそうなので♪
以上、ドバイでの黄熱病ワクチン接種体験記でした。
マラリアについてはまたそのうち・・・

