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⑧医師が実践するマラリア対策|子連れタンザニアサファリ

今回はタンザニアへ旅行するにあたって気になるマラリア対策についての記事を書きます。

①タンザニアサファリ|アフリカ旅行のワクチン接種!|アフリカ子連れ旅〜準備編〜ドバイ在住日本人医師によるアフリカ子連れ旅ブログの準備編。アフリカ渡航に必要なワクチンについての基礎知識とドバイでの黄熱病ワクチン接種方法や値段などをわかりやすく解説。...

黄熱病のワクチンについては上の記事で書いているので参考にしてみてください。

マラリアとは?

マラリアは、マラリア原虫という寄生虫が体内に入ることで起こる感染症です。

原因となる原虫は、感染したハマダラカ(蚊)に刺されることで人の体に侵入します。

人から人へ直接うつる病気ではなく、蚊を介して感染するのが特徴です。

症状としては、発熱、悪寒、頭痛、関節痛、全身のだるさなど、風邪やインフルエンザに似た症状から始まることが多く、初期の段階では見分けがつきにくいのが厄介な点です。放置すると重症化し、意識障害や臓器障害を引き起こすこともありますが、早期に診断し、適切な治療を行えば治る病気でもあります。

旅行者が特に知っておくべきなのは、マラリアには潜伏期間があるという点です。

感染してすぐに症状が出るとは限らず、帰国後1〜4週間、場合によっては数か月経ってから発症することもあります

そのため、アフリカや東南アジアなどの流行地域から帰国後に発熱があった場合は、必ず医師に「渡航歴」を伝えることが重要です。

マラリア流行地域の調べ方

海外旅行を計画する際、「その国でマラリア対策が必要かどうか」は必ず事前に確認しておきたいポイントです。

マラリアは国単位で一律に流行しているわけではなく、同じ国の中でも地域や標高、季節によってリスクが大きく異なるため、正確な情報源を使って調べることが重要です。

まず最も信頼できるのが、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の公式サイトです。CDCの「Travel Health」ページでは、国名を入力するだけで、マラリアのリスクの有無、流行地域、予防薬が推奨されるかどうかまで詳しく確認できます。英語ではありますが、地図や表が多く、旅行者向けに非常に分かりやすく作られています。

日本語で情報を確認したい場合は、厚生労働省検疫所(FORTH)の海外感染症情報が便利です。国別にマラリアの流行状況や注意点がまとめられており、日本人旅行者の視点で書かれているため、初めて調べる方にもおすすめです。

タンザニアの流行状況

Malaria map

 

WHOの「World Malaria Report2025」によると、タンザニアは世界有数のマラリア流行国として指定されています。

2024年の推定症例数は約937万4,000件にのぼり、世界のマラリア死亡者数の約4.3%がタンザニアで発生しています。

基本的に標高が低いほどマラリアのリスクが高いとされ、特に標高1,800メートル以下の地域や湿潤な農村部では感染リスクが顕著です。

一方で標高1,800メートル以上の高地では蚊の活動が減少するため、リスクは相対的に低くなります。

現地ガイドに話を聞くと、マラリア予防薬を飲んだ事はないと言っていましたが、旅行者も飲まなくて良いという意味ではありません。

WHOガイドラインでは、マラリア予防薬が推奨される人は旅行者、妊婦、免疫低下患者(エイズ患者など)、一部の小児としています。

幼少期から繰り返し感染する環境にあると、住民は部分的な免疫を自然に獲得することがあります。(重症化しにくくなる)

また、アフリカでは医療アクセスが限られており定期的に予防薬を手に入れることが難しいという現実もあります。

そのため、現地の人も飲んでいないから旅行者も飲まなくて良いという判断はしないようにしましょう。

マラリア予防薬

☆マラグレン(アトバコン/プログアニル)
日本ではマラロンという商品名

かつてマラリア治療・予防の主流だったクロロキンは、薬剤耐性の問題から推奨されておらず現在はマラロン(アトバコン/プログアニル)が主に使われています。

小児も服用可能(体重制限あり)となっています。

マラリア予防薬は、マラリア原虫に感染した場合でも発症や重症化を防ぐために服用する薬です。
重要な点として、予防薬は「蚊に刺されない薬」ではありません。感染しても発病しにくくする、あるいは重症化を防ぐ薬という位置づけになります。

そのため、予防薬を飲んでいても蚊に刺されない対策(服装・虫除け・蚊帳など)は必須です。

必ず渡航前に、渡航外来やトラベルクリニックで相談しましょう。

刺されないための対策

誰でもできる最大の予防策は「蚊に刺されない」ことです。

ホテルの部屋には写真のようにベッド周りに蚊帳が取り付けられています。夕方から夜間にかけてハマダラカの活動が活発になるのでしっかり蚊帳を閉めて中に蚊がいないことを確認してから寝ましょう。

☆服装

服装については、迷彩服!?と思うかもしれませんが実は迷彩服(カモフラージュ柄)はNGです!

これは動物に対して迷彩柄を着る意味があまりないことと、軍隊の柄なので軍人以外が着用する事は禁止されているそうです。

では、どんな色を着ればいいのか・・・

基本的にはアースカラーと呼ばれる色の服装が推奨されています。

アースカラーとは自然に存在している色のことで、茶色やベージュ、カーキがオススメです。

明るすぎる色は動物に警戒されやすく、青や黒は虫が寄って来やすいそうです。

実際にサファリに行くと、ガイドさんはベージュを着ている人が多かったですが、旅行者はアースカラー以外の服装の人もたくさんいたので絶対にこの色でないと!という事はなさそうです。

新しく買う場合は参考にしてみてください♪

色以外に気を付ける点としては、朝はかなり寒く(セレンゲティでは朝晩ダウンを着用)昼はタンクトップで良いぐらい暑くなります。

寒暖差がかなりあるので、着脱しやすい羽織りを持っていくと良いでしょう。

暑くなければ蚊除けの点では長袖長ズボンがオススメです。

☆虫除け

一番大事なのは虫除けグッズ!

以前もブログで虫除けの種類について解説していますが・・・

ドバイの虫除けスプレー 何買えばいい !?ドバイ在住者必見!ドバイでの虫刺されを防ぐためにどんな虫除けスプレーを使ったらいいかを成分ごとに解説。...

マラリア流行地域ということでディート30%のものを購入しました!

蚊がいなくなるスプレーも宿で毎日使用しました。

子供にはスプレーよりもジェルタイプやシートタイプが塗りやすかったです。

こちらはディート10%

ドバイで購入する場合は以下がオススメ(Amazon.ae)

 

 

 

 

敏感肌でかぶれやすい人は低濃度がオススメ。

 

テントや網戸、蚊帳、服に直接かけて更なる防御を得たい方には・・・

ペルメトリンという成分が入った衣類用スプレーがオススメ!

 

帰国後の注意点

マラリアには潜伏期間があるので帰国後も決められた期間予防薬を飲み、1ヶ月間は発熱や風邪のような症状に注意しましょう!

帰国後に発熱や風邪症状があった場合は「マラリア流行地域」へ渡航したという情報もしっかり医療機関に伝えるようにして下さい。

タンザニアで流行しているマラリアは致死率の高い熱帯熱マラリアという種類なので、油断せず異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう。

①タンザニアサファリ|アフリカ旅行のワクチン接種!|アフリカ子連れ旅〜準備編〜ドバイ在住日本人医師によるアフリカ子連れ旅ブログの準備編。アフリカ渡航に必要なワクチンについての基礎知識とドバイでの黄熱病ワクチン接種方法や値段などをわかりやすく解説。...

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ABOUT ME
Dr.Haruka
ドバイ在住 ママ内科医のHarukaです。 5歳&3歳の子育てにも奮闘中! ドバイでの医療情報や子連れのお出かけ情報、ドバイ生活のリアルな情報をブログとして紹介していこうと思っています。 ドバイにお住まいの方、海外での生活に興味がある方に覗いてもらえると嬉しいです!

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