前回に引き続きタンザニアサファリブログです。
セレンゲティ国立公園の次の目的地はお隣にあるンゴロンゴロ保全地域です。
ンゴロンゴロ保全地域 Ngorongoro Conservation Area
位置的にはセレンゲティ国立公園のお隣。
ンゴロンゴロ保全地域は、総面積 約8,292㎢ の自然保護区で、東京ドーム約17万8,000個分 に相当します。
最大の特徴は、直径約20km、深さ600mにも及ぶ巨大なカルデラ「ンゴロンゴロクレーター」。
クレーター内はその地形からまるで“天然の動物園”のようになっており、ライオン、バッファロー、カバ、シマウマ、フラミンゴなど多くの野生動物が高密度で暮らしています。
特に絶滅危惧種のクロサイが見られる数少ない場所のひとつ。
地形の特徴から動物との遭遇率が非常に高いことも魅力のひとつで、短時間で濃密なサファリ体験ができます。
クレーターと言えば・・・
「クレーター」「カルデラ」と言えば、私の地元熊本県の阿蘇市(あそ)市にある阿蘇のカルデラ!日本が誇る世界最大級の活火山カルデラと比較をしてみようと思います。
*クレーターは、火山噴火の跡にできた大きなくぼ地。
| 項目 | ンゴロンゴロ・クレーター | 阿蘇カルデラ(阿蘇山) |
|---|---|---|
| 国・場所 | タンザニア北部 | 日本・熊本県阿蘇市 |
| 種類 | 休火山の巨大カルデラ(世界最大級の「完全な円形」カルデラ) | 世界最大級の活火山型カルデラ |
| 直径 | 約19km × 23km | 南北約25km × 東西約18km |
| 形成時期 | 約200〜300万年前 | 約27万年前〜9万年前の巨大噴火で形成 |
| 標高 | クレーター縁:2,200m前後、底:1,800m | 中岳火口:約1,506m、外輪山:約900〜1,500m |
| 特徴 | ほぼ円形で壁が残り、独立した生態系を持つ「自然の動物保護区」 | 巨大な盆地に都市・牧草地が広がり、現在も活発に活動する火山 |
| 動物・自然 | ライオン、ゾウ、サイなどビッグ5が生息。サファリで世界的に有名 | 草原地帯、農地、温泉。野生大型動物は少なく、人間生活が中心 |
| 人の生活 | マサイ族が周辺に居住 | カルデラ内部に阿蘇市・南阿蘇村など多数の集落が存在 |
なんとカルデラ内の大きさはほぼ同じ!
阿蘇のカルデラは内部に街が作られ、ンゴロンゴロのカルデラは動物たちの楽園に!
サファリ中、ガイドさんと話しているときに「実は私の地元・日本にも、ンゴロンゴロと同じようなカルデラがあるんだよ」と伝えてみたところ、思いのほか強い興味を示してくれました。
阿蘇の写真を見せると、「クレーターの中に街があるの!?」と驚いていました。
阿蘇のカルデラ
ンゴロンゴロのカルデラ(夏)
ンゴロンゴロの外輪山には宿泊施設がありますが、クレーターの中に入れるのは夕方6時まで。
私が訪れたのは秋でしたが、夏には上の写真のように一面緑色の景色がとても美しいそうです。
また、雨季には毎日のように虹がかかっていると言っていました。
雨季のンゴロンゴロ
どの季節がベストなのかは人それぞれで、乾季は快晴でサファリの景色としてはとても良いが砂ぼこりがすごい、雨季は砂埃はないけど凸凹道がさらに悪路になって窓が開けれないことも。足元は間違いなくすごいことになりそう・・・
ガイドさんは乾季がオススメと言ってました。
その他には出産シーズン(1~3月)は動物の赤ちゃんがたくさん見れると同時に、肉食動物の狩りに遭遇できる確率も上がるそう。
一番人気なのはセレンゲティで草食動物が豊かな草原を求めて大移動(Great migration)する季節(夏)。ヌーやシマウマが崖を降りて川を渡る(クロコダイルとの戦い)大迫力のシーンが見られます。
このGreat migrationを目的にサファリに来る人はとても多いそうです。
どの季節に行っても大きなハズレはなさそうですが、ガイドさんのオススメは2月の雨季の終わりのンゴロンゴロだそうです。一面緑で動物との遭遇率も非常に高く、この時期ならセレンゲティまで行かなくても全ての動物が見れるよ!とのことでした。
個人的にはセレンゲティ公園は必訪ですが・・・
クレーター内には湖もあってたくさんの鳥を観察することができました。
水は塩水だそうなので、動物達は水を飲んではいませんでした。
この日はとっても貴重なクロサイの姿を見ることができました!
ガイドさんもこんなに近くで見たのは初めてと驚いていました。
クロサイは単独で行動することが多く、茂みの中に隠れやすいため、サファリ中に見られる確率は他の動物に比べて低めだそう。
密猟の影響で数が減り、ンゴロンゴロクレーター内でクロサイはわずか30頭程度しかいないそうです。
ンゴロンゴロは世界的にも希少な野生のクロサイを観察できる場所です。
セレンゲティ公園にも数十頭生息しているそうですが、遭遇することはまずないだろうとのことでした。
ケニアのオルペジェタ保護区(Ol Pejeta Conservancy)では完全に野生ではないものの約120頭のクロサイが生息しているそうです。
ちなみにンゴロンゴロにはマサイ族が暮らしているため、野生動物たちのすぐ近くでマサイ族が放牧している牛や山羊を見ることもあります。
マサイ族村の訪問記は次回!!



