たまには医療系の投稿も・・・ということでドバイで処方される風邪薬についてのお話をしようと思います。
先日子供が風邪を引いたので夫の病院に行って子供の風邪薬を処方してもらいました。
基本的に子供の風邪症状(咳、鼻水など)の場合は抗生剤は使わず(ウイルス感染がほとんどなので)咳止めや去痰薬での対症療法となります。
(明らかな細菌感染や喘息などの場合は別途症状に合わせた治療を行います)
日本ではよくアスベリン(咳止め)・ムコダイン(去痰)をmixして処方していたけどドバイにはない!
さらに日本では処方箋を持って薬局に行くと体重に合わせたお薬の量を(粉薬の場合)1回分ずつ丁寧に分包してくれますよね。
ドバイではそんなきめ細やかなことをやってくれません!(錠剤の分割すらしてくれない)
これは薬を薬局単位で分包するための機械のコストや衛生面、文化的なことなど様々な理由があると思います。
基本的にはすでにお薬の成分が溶けたシロップ剤(苺やさくらんぼなど味がついている)をもらいます。
持ち運びに不便な瓶タイプ 笑
そしてそのシロップを1回あたり○ml飲んでくださいという処方です。
薬局の人が用法用量書いたシール貼ってくれました。
中身こんな感じ。
計量カップもついています。
アンパンマンとか花がっぱの子供用風邪薬のイメージです!
さらに、体重ではなく年齢で○mlという記載なので、華奢な日本人の場合は添付文書の用量通りではない場合も・・・
これは成人の場合も同じですが、薬が作られる時点で想定されている標準体重が違います。
日本だと大体60kgの人を想定して成人の薬剤量が決まりますが、欧米では80kgのことも。
全く同じ成分の薬でも、製造されている規格が異なります。
例えば日本では200mgを1錠飲むように処方していたが、ドバイではそもそも200mgという錠剤が存在しないなんてことも。
基本的に日本の治療ガイドラインは海外での研究をベースにしてさらに日本人を対象とした研究結果をもとに作成されています。
ドバイで海外のドクターにかかった場合、当然日本のガイドラインはチェックしないので海外のデータをもとに外国人の体格・体質に合わせた薬剤を処方されることになります。
ドバイに日本人ドクターがもっと増えるといいですね♪
ちなみに、風邪薬繋がりで言うとドバイには咳止めの種類がほとんどありません。。。
日本にはもっと種類がたくさんありますがドバイでは選択肢がかなり少ない。そしてあまり効果は強くない印象・・・
皆さんの病院受診の時のエピソードがあればコメントで教えてください♪
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