『5歳&3歳子連れエジプト旅行記Vol.7』
前回に引き続きルクソールの東岸観光です。
カルナック神殿の次に訪れたのはルクソール神殿!
ルクソール神殿は前回の記事で紹介した、カルナック神殿の副神殿として造られたそうです。
歴史的には、セベクヘテプ2世(紀元前1700年頃)の名を記した石材が遺構の基礎に再利用されていることから、もともと何らかの建造物があったところに神殿が建てられたと考えられているそうです。
その後アメンホテプ3世(紀元前1350年頃)により中心部が建てられ、ツタンカーメン、セティ1世、ラムセス2世など有名なファラオたちによって完成されました。
この神殿はカルナック神殿と比べるとかなりコンパクトで、解説を聞きながらでも1時間もかかりませんでした。
個人的にこの神殿で一番見たかったのが、正面入り口に立っているオベリスクです!
2本のオベリスクの左側だけが残されていますが、右側のオベリスクはパリのコンコルド広場に飾ってあるあのオベリスクです!!
コンコルド広場のオベリスク
このオベリスクは1819年にエジプトからフランスに贈られたそうです。
古代のオベリスクは世界中で30本現存しているそうですが、エジプトにあるのは7本だけ。
イタリアに13本あり、残りはフランスやイギリス、アメリカなどにあるそうです。
オベリスクは1つの岩から切り出して作られたそうで、アスワンには石切場に放置された未完成のオベリスクが今も残されているそうです。
ルクソール神殿はカルナック神殿の副神殿と書きましたが、古代のお祭りオペト祭が行われる際にはこの2つの神殿を結ぶスフィンクス参道を通って、神像や神々への捧げ物が運ばれたそうです。
スフィンクス参道は両脇にずらーっと1200体のスフィンクスが並ぶ参道が3km程続いています。
この参道は1949年に発見され、2017年から本格的な復元作業が行われたそうです。
発見まではスフィンクスの上まで砂が堆積しており、その上にモスクや民家などが建てられていたそう。
そして、復元作業が終わり一般公開されたのは2021年!めちゃくちゃ最近です。
ラムセス2世像
いよいよルクソール神殿の内部に入っていきます。
カルナック神殿観光で疲れて娘は寝てしまったので、夫と子供たちはバスで待機でした。
雰囲気はカルナック神殿と似ていました。
ツタンカーメン夫婦の像
一部ではまだ色が残っていました。
この神殿の面白いところは、ローマ支配時代の跡も見学できるところです。
ローマ時代のフレスコ画が残っていたり
ローマ時代のコリント式円柱が残っています。
この写真は適当に修復して石を積んだ跡。
足の絵がひっくり返って積まれています。
また、ルクソール神殿の上には何世紀にもわたって砂や瓦礫が堆積していたらしく、神殿の真上にイスラム教のモスクが作られており、現在でも残されています。
古代エジプトの神殿の上に煉瓦造りの玄関と窓があります。
歴史が凝縮されておりとても面白い場所でした。
ちなみに、夜のライトアップもあるそうで綺麗らしいのですが子供たちがいるので断念。
ルクソール観光はこれで最後。
ルクソール3日目は飛行機でカイロ、ギザに戻りました。
空港で食べたエジプトのポテチ。かなり美味しかった!
ルクソール空港のキッズエリア。
少々汚かったですが子供たちが喜んで遊んでくれて助かりました。
*観光地のトイレはチップが必要ですが、空港内は無料で利用できました!
次の記事はギザ観光です。